物件価値を守る!長期目線で考える管理のポイント
賃貸経営をしていると「空室が出ていないから今は大丈夫」「入居者からとくにクレームも来ていないし、問題ないだろう」
と考えるオーナー様は多いかもしれません。
しかし、“何も起きていないように見える時期”こそが、物件の将来を左右する大事なタイミングなんです。
今回は、物件の価値を長く保つために、どんな管理が必要なのかをご紹介します。
見えないところで進行する「劣化」のリスク

物件は、入居者がいてもいなくても時間の経過とともに確実に劣化していきます。特に注意すべきは、オーナー様や管理担当者の目線から外れやすい箇所です。
たとえば、水回りの配管や外壁のひび割れ、エアコンの内部などは見た目では気付きにくい箇所です。
また、入居者も「この程度なら…」と報告しないケースが多いのが実情です。
そして、気付いた頃には大掛かりな修繕が必要になっていた…なんてことも。
このような「気づきにくいトラブル」は、早めに点検・対処することで防げる可能性が高いのです。
長く選ばれる物件にするための管理の工夫

私たち管理会社としては、ただ家賃を管理するだけではなく「この物件に住みたい」と入居者様に継続して選んでいただける状態を保つことが大切だと考えています。
そのために、次のような「予防」と「付加価値」に焦点を当てた工夫をおこなっています。
定期点検の実施
最低でも年1回、共用部や設備のチェックを行います。重要なのは、オーナー様にその点検結果を隠さず報告し、相談することです。
小さな不具合でも、早めの対応が将来の修繕費用を抑える鍵となります。
退去後の原状回復+αの改善提案
単に元通りに戻すのではなく「ここを変えたらもっと印象が良くなりそう」といった入居者目線のプチリフォームのご提案もしています。
入居中のメンテナンス相談対応
ちょっとした不便を放置すると、大きな退去理由になってしまうことも。
入居者様からの声に可能な限り素早く対応することで、入居者満足度が向上し、長期入居にもつながります。
管理の質は将来の売却価格につながる資産

もうひとつ、意外と見落とされがちな点があります。
それは「管理の質が将来の売却価格につながる」という点です。
物件を手放すこととなったとき、買い手が重視するのは「今までどれだけ丁寧に使われてきたか」という履歴です。
設備の健全な状態はもちろん、定期点検の記録や修繕履歴がきちんと残されているかどうかは、物件の評価に大きく影響します。
いわば、管理は「目に見えない資産価値」を守る盾。
今から備えておくことで、将来の出口戦略にも強くなれるのです。
“今”だけでなく、“これから”も一緒に見守れる管理を

家賃を集め、空室を埋め、トラブルを処理する―――これらはもちろん、管理会社としての基本業務です。
しかし、私たちLIFACTが目指しているのは「物件とオーナー様の未来を一緒に考える管理」です。
小さなことでも、気になることがあればお気軽にご相談ください。
今を守るだけでなく、これからを見据えたご提案を私たちは大切にしています。


