安さで選ぶと損をする?管理費に隠れたリスクと安心の分かれ道

今回は、とあるオーナー様のお話から。
「管理費がもっと安く済むなら…」と管理会社を切り替えたところ、入居者対応が遅れ、クレームが続出。
結果的に空室が増え、安くなったはずの管理費以上の損失が出てしまいました。
管理費は、見えない安心を支える大切な経費。
今回はその費用の中身や「安かろう悪かろう」にならないためのポイントをお伝えします。
管理費って何に使われているの?
オーナー様からいただく管理費に含まれる業務は「毎月の集金作業」だけではありません。
例えば、以下のような業務が含まれています。
管理費に含まれる業務(一例)
・入居者からの問合せ、クレーム対応
・設備の故障や修繕手配
・退去の立ち会い、原状回復の手配
・家賃滞納時の督促や保証会社とのやりとり
・定期巡回や清掃、近隣トラブルへの対応
これらはルーティンワークというよりも「状況判断を伴う対応」が多く発生する仕事です。
また、入居者対応はいつ起きるか予測できないため、夜間や休日も含めて柔軟な体制が求められることもあります。
安い管理費の落とし穴とは…?
「他社はもっと安かったのに…」という比較はよくあることです。
もちろん金額は大切です。
しかし、表面上の「安さ」だけで判断してしまうと、こんなリスクが潜んでいることも。
一見リーズナブルに見えても、見えないところでコストが膨らむこともあるのです。
結果として、空室が長引いたり退去が相次いだりすれば、結果的に損をしてしまう可能性もあります。
管理会社選びで大事なのは「安心して任せられるかどうか」
私たち管理会社の役割は、単に業務をこなすことではありません。
オーナー様が物件を安心して持ち続けられるように、相談できるパートナーとして寄り添うことが大切だと考えています。
以下のような点を参考にしてみるのも良いかもしれません。
管理会社選びのポイント
・入居者の傾向に合わせたリフォーム提案
・修繕や工事は事前に必ずオーナー様に確認、相談
・ちょっとした不安にも耳を傾ける窓口対応
こうした「+αの安心感」も管理費の中に含まれているのです。
「高い安い」よりも「納得できるかどうか」

管理費を比較するときには、ぜひ金額だけでなくその中身=サービスの質や対応力にも目を向けてみてください。
- 物件を見に来てくれているか?
- 小さなことも報告、提案してくれるか?
- 緊急時にすぐ動いてくれるか?
- 担当者と信頼関係を築けているか?
これらはすべて、将来の収益にも関わる大切な要素です。
「ただ管理費の安い会社」ではなく「納得して任せられる会社」との出会いが、安心の賃貸経営につながります。
もし、今の管理体制に不安や疑問があるようでしたら、
一度費用の内訳や対応内容についてご相談いただくのもおすすめです。