繁忙期に「選ばれる物件」と「埋まらない物件」。内見時の3秒で差がつくポイントとは?

1月から3月は賃貸市場が一年で最も動く繁忙期です。
進学・就職・転勤など、生活の変化に伴う引っ越しが集中し、物件情報サイトには多くの募集情報が並びます。
この時期は条件の良い物件ほど早く決まり、同じような間取り・家賃帯でも「すぐ埋まる物件」と「なかなか決まらない物件」に明確な差が生まれます。
その違いは、家賃や立地だけではありません。
内見が始まってから、わずか3秒ほどで入居希望者の印象はほぼ決まっていると言われています。
今回は、繁忙期に「選ばれる物件」と「埋まらない物件」の違いを整理しながら、内見時の最初の3秒で差がつく意外なポイントについて解説します。
繁忙期に「選ばれる物件」の共通点
繁忙期に早期成約となる物件には、いくつかの共通点があります。
まず挙げられるのは、内見前から期待値が高いことです。
今はスマホで物件を探す時代。
内見に来るお客様は、すでに写真やデータで見て、「ここは良さそう」と思ってきています。
写真や募集条件が整理されており、「実際に見てみたい」「ここなら生活を想像できそう」と感じさせる情報発信ができている物件は、内見時点ですでに有利な立場にあります。
しかし、最終的な決め手となるのは内見時の印象です。
特に繁忙期は、入居希望者が短期間で複数の物件を内見するケースが多く、一件一件をじっくり比較する余裕がありません。
そのため、「最初に良い印象を持てた物件」が選ばれやすくなる傾向があります。
なぜ埋まらない物件は選ばれにくいのか
一方で、条件が極端に悪いわけではないにもかかわらず、決まりにくい物件も存在します。
こうした物件に共通しているのは、内見時に「決め手に欠ける」という印象を与えてしまっている点です。
たとえば、部屋自体は問題なくても、玄関が暗い、共用部に生活感が出すぎている、室内にこもった匂いがあるなど。
小さな違和感が積み重なることで、その後どんなに設備が良くても評価が下がってしまうケースは少なくありません。
繁忙期は他にも選択肢が多いため、「少し気になる点がある」というだけで、候補から外されてしまう可能性が高くなります。
逆に言えば、この「最初の3秒」で好印象を与えることができれば、成約率はグッと高まります。
では、どこでその差がつくのでしょうか?
内見開始から「3秒」で印象が決まる理由
私たちは、現場で以下のような点が「埋まらない原因」になっているケースをよく目にします。
①共用部(エントランス・ポストなど)
部屋の中はクリーニング済みでも、共用部の汚れやエントランスにチラシが散乱していたり、蜘蛛の巣が張っていたりしませんか?
お客様から見ると、「管理が行き届いていない=トラブルが起きても対応してくれなさそう」と判断し、候補から外してしまいます。
②室内のニオイと空気
長く空室となっている部屋は、独特のこもったニオイがします。
また、排水トラップの水が蒸発して下水の臭いが上がってきていることも。
「臭い」は理屈抜きに不快感を与え、「ここには住みたくない」という生理的な拒絶反応につながります。
LIFACTがしている内見前の準備
家賃を下げたり、高額なリノベーションを行ったりする前に、できることはたくさんあります。
LIFACTでは、内見の予約が入った際や、定期巡回の際に、以下のようなひと手間を徹底しています。
✅共用部の簡易清掃・掲示板の整理
ポストに溜まっているチラシを捨て、雑草が生えている箇所があれば草取り、ゴミ捨て場の掃除など。
また、意外と見られているのが「掲示板」です。
剝がれそうな紙があれば、掲示物の四隅を押しピンでキレイに貼り直す。
細かいことですが、こうした小さなひと手間が、建物全体の品格を作ります。
✅室内の空気・ニオイのチェック
同じ間取りでも、明るさや空気感によって印象は大きく変わります。
窓を開けて空気を入れ替える、内見時には照明をすべて点けておくといった基本的な工夫だけでも、内見時の評価は変わります。
また、室内の匂いは無意識のうちに評価に影響します。
ニオイ対策として換気に加え、排水溝の通水なども欠かさず行います。
✅設備より先に見られている「生活のリアル」
インターネット環境や宅配ボックス、防犯設備といった人気設備ももちろん重要です。
しかし、それ以上に「ここでの生活がイメージできるか(安心感)」が重視されます。
内見時に、周辺環境や生活面の補足説明を行うことで、入居後のイメージがより具体的になり、申込みにつながりやすくなることも。
こうした基本的な対策を徹底するだけでも、内見時の第一印象は大きく改善されます。
現場の空気を変えるだけで、物件は動き出します

1〜3月の繁忙期は、物件数も入居希望者も多い分、比較のスピードが非常に速い時期です。
その中で選ばれるかどうかを分けるのは、内見時のわずかな印象の差です。
特に、内見開始から最初の3秒で感じる清潔感や明るさや空気感は、後から覆すことが難しい重要な要素です。
繁忙期だからこそ基本に立ち返り「最初の印象」を整えることが、空室期間の短縮につながります。
LIFACTでは、こうした視点から物件ごとの特性を活かしたご提案を行っています。

